シーグラスキッチン

kitchen diary

いもくりなんきん

いもくりなんきん

『今年もたくさんの実りをいただいています、ありがとうございます。』
秋は改めて自然の恵みに感謝したくなる。そういう気持ちが自然とわいてくる。

ほっくり、ほっこり、甘~い秋の味覚、薩摩芋、栗、南瓜、おかずにもスイーツにも、とにかくおいしい!

薩摩芋…甘/平、気を補い胃腸を強くする。
栗…甘/温、脾.腎にはたらき、疲れ、足腰のだるさ、頻尿などによい。
南瓜…甘/温、体を温めて胃に優しく、気を補う。

今年の夏は暑かった!ので、冷たいもの食べ過ぎているかも…。夏の陽気の恩恵は徐々に減り行く今、秋の冷気が入る前に体を温めておきたい。特に胃腸のケアが大切。胃腸は余分な水分で弱る。飲食共に過剰であったり、冷たいものや夏野菜、果物で弱った胃腸にいつもと同じ量の食事を入れれば消化しきれず余分な水分として身体に溜まっていく。量を加減することも大切だし、自然の甘味で気を補うことも大切。今年の暑さに汗をかき過ぎた人は潤い不足に、コロナの影響で運動不足だったり、クーラーであまり汗をかかなかった人はまだ内に夏の熱を閉じ込めている状態。どちらも喉、呼吸器のトラブルを起こしやすい。そのために秋のフルーツはクールダウンと喉を潤す効果が高い。いちじく、梨、柿、リンゴ…。これもまた、おかずにもスイーツにも万能!
旬の食材は次の季節に向けての準備になる。本当に、ありがたい!

私は今年、アイスを食べ過ぎた!なので、いもくりなんきんに加え、松の実、フェンネル、鮭などもプラスしつつ、夏の麺類やパンの多いメニューから、お米中心にシフトチェンジ!新米の季節、秋の実り、ありがとう!

2020. 9

ファスティング

empty is filled

自分を労る、休ませる

何も与えない、静かで穏やかな時間を過ごす

ファスティングは自分を満たす、

自分に戻す、自分を見つける

2020. 8

梅しごと

紅白

梅の実が熟す季節♪ 待ってました!梅しごと!
梅の香りは自然と深呼吸したくなる、ワクワクする香り。今年は小梅ちゃんにして、紫蘇入りと梅だけと両方つくった。(小梅は少し早くに出回る。) 

梅…酸/平、発熱や下痢、汗のかき過ぎによる喉の渇きを潤すほか、喉の腫れや痛みを和らげる。食欲不振、疲れや夏バテ、風邪気味の時に良い。腸の働きを回復させ下痢を改善する。

紫蘇…辛/温、発汗を促し冷えをとるので風邪や梅雨冷えに良い。気の巡りを良くしてお腹を和らげる。吐き気や腹部膨満感の解消に良い。肺の働きをよくするので、花粉症やアレルギーにも有効。殺菌作用があるので、魚介類の中毒予防、中毒の解毒にも良い。

梅は漢方薬としても用いられるが、日本では古くから梅肉エキスや梅干しが民間療法として使われている。
梅は「三毒を断つ、その日の難逃れ、一日一粒で医者いらず」と言われる。三毒とは…「貪、瞋、癡」…いやいや、これは煩悩ですね、ヨーガの実践で克服しよう!三毒とは、「水毒」「食毒」「血毒」のこと。

水毒…体内の水分の汚れ、余分な水分の滞り
食毒…暴飲暴食や不規則な食事など食生活によって体内のバランスが乱れた状態
血毒…血液の汚れ

これだけ防げれば…まさに医者いらず!
梅に含まれるミネラルやクエン酸、アルカリ性食品であることが大きく作用しているうえ、紫蘇の栄養と抗酸化力もプラスされ、まさにジャパニーズスーパーフード!
梅干しを作るようになると梅レシピのレパートリーが増える。主役であり、名脇役であり、調味料であり、なんと便利な!
昨年、梅ジャムにはまったので、今年も作ろう! 一年待ちに待った今だけの楽しみ。stay homeの楽しみ。やはり、生活を豊かにしてくれるのは、自然。

2020. 6

血虚

RED

赤い食材、黒い食材、血虚さんにおすすめの食材。今が旬の苺をはじめ、ベリー系のフルーツもそう。

苺…甘酸/涼、咽を潤し熱を冷ます。胃腸の働きをよくして、利尿、通便作用を高める。

血とはなぜ足りなくなるのか…先天的な理由(病気、虚弱)、うまく補充できていない、消耗し過ぎ(過労など)。二つ目にフォーカスしてみると、胃腸が弱り血の材料の吸収がうまくできていないか、睡眠の質が悪く休息(血の補充)が出来ていないか…偏食や夜更かしは論外。
これから梅雨の時期は胃腸が弱りがちに…そして汗をかくシーズンは血虚で不眠になる人がけっこう多い。自覚がある人もいれば無い人もいる。足がつる人も血不足!夏の養生を行いながら、穏やかにピースフルな睡眠を心がけたい。『赤』は夏の暑さに影響を受ける『心』を助ける。これからは…さくらんぼ、プラム、トマト、パプリカなどなど♪

血の過不足がなければ、心は穏やか、身体は健やか!気血水、どれも過剰に抱えている時は身体に痛みが多く、破裂寸前の風船のようにゆとりのない精神状態。中庸の維持は難しいけれど、常に感じてみよう…心地良いところ…自分も人も他の生命すべて、そして地球も。過不足とは中庸に近いほどどちらか判断を誤りやすい。
この緊急事態宣言中、きっと多くの人が自身をよく観察しなおした思う。そしてこれからも続く未知との遭遇に備えて、自分のトリセツ、確立しよう!

この長い休業期間中、人生で初めて献血へ行った。今年はチャレンジの年…出来ることは限られているかもしれないけれど、出来ることを増やしたい。調べて準備して、緊張したけれど、400mlの献血、順調に済んだ。薬膳の知識がとても強い味方になった。安心感を与えてくれた。その後も副作用なく元気にヨーガもランニングも行っている。今後も可能な限り協力しようと思う。
(女性は50kg以上の体重制限あるのでくれぐれも無理をなさらないように!)

2020. 5

解毒

良薬口に苦し

春は自然から香りと苦味が届く。両方を楽しめるのが山菜だ。春は解毒の季節。そう、苦味は解毒。
 
苦味は清熱、燥湿、降逆、瀉下の効果があり、緊張の緩和やクールダウン、炎症を抑え、むくみの解消、胃もたれ解消、げっぷなど上がった気を降ろし、そして便を出す。

全体が連動してその効果が得られる。だから山菜は苦味があり、ミネラルと食物繊維が豊富である。上がりすぎた気が下がり、便が出れば、詰まった気が流れ、炎症を起こさずに(発熱せずに、痛みが出ずに)済む。詰まったものが流れるので自然と湿気も流れる。春は冬に使わなかったエネルギーが残っている。必要だったものも季節が変われば身体にとって毒となる。

苦味は本来、毒として認識する味…しかしものによって適度な量は良薬となる。それだけ私達はクールダウンと排毒が必要なのだ。私達の身体は熱に弱い。そしてエネルギーを貯めるようにつくられているから日々入れ換える必要がある。

私は忙しかった日、緊張したとき、お茶やコーヒーを飲みたくなる。効果を知ると納得である。飲み物なら手軽に摂取できる。日々、お茶を味わう度にコンディションが見えてくる。鎮静を心がけ、溜めない生活をする。自身が片付けられるだけ、そして片付けやすいようにコンディションを整える。

何事もだが、摂りすぎは毒となる。頼りすぎも良くない。季節に応じて、自然の恵みを受けとる、力を貸してもらう、そんな気持ちを大切に…。春はその自然の力が芽吹き、香り、色づき、現われてくる。喜びも大きくなる。これが夏を迎える準備になる!スゴイ!

2020. 4

甘酸化陰

酸甘化陰

春の味覚は実りの秋と同じくらい楽しみで好きだ。野菜、フルーツ種類豊富にどんどん出回る。山菜は一通り一回は味わう。喜びが目覚めた味わい。また冬から春は柑橘系の果物がたくさん出回る。今年は春になってよく買っている。そのまま食べるし、皮の美味しい柑橘はジャムもつくる(ゆず、じゃばら等)。

柑橘系の代表はみかん、五味/五性は甘酸/涼、帰経は肺と胃、気を巡らせ食欲を増進し、肺を潤し咽の渇きを解消するはたらきがある。

酸甘化陰とは、酸味と甘味を合わせてとると、陰液(血、水)を生むということ。

秋によく聞くフレーズで、酸味と甘味は、身体をクールダウンさせゆっくり休むために必要な陰液を補う。春は気を巡らせどんどんデトックスしたいので、苦味や葉野菜、香味野菜を意識してとる。柑橘は『気を巡らせる』にフォーカスし取り入れるが、発散したい春に収斂作用の酸は強くない方がいい。
でも今年の春は酸甘化陰が必要な様子…。春も乾燥するので潤いを増やしたい。陰液不足は脚をつったり、不眠になったり、精神不安が強まったりもする。昨年に続き、今年も気候変動が激しく、暖冬であり、冬から寒暖差が続いた。冬の養生がうまくできてない人が多いのかもしれない。そうなると、陰液を消耗する春、夏にバテてしまう。
気候変動が激しくなると、季節を楽しみながら健康へ向かう『養生』が出来なくなる…。今まで通り、ではうまくいかない。

今年の春は、見えない脅威、ウィルスに備えて春とはいえ発散し過ぎず、補うことも忘れずに、気を巡らせいつでもバリア機能がはたらいているように心がけていきたい。

今年の春はなぜか柑橘にひかれ、爽やかな味わいを楽しんでいる。黄色の柑橘は甘味が強い(はるかや文旦)。マイブームは濃厚な橙色のたんかん、デコポン、不知火、いよかん!ジューシー!

2020. 3

免疫力

たんぱく質

感染症が蔓延し、多くの人が不安を抱え、出来る限りの対策をしている。もうひとつ、この時期の代表トラブルは花粉症。どちらもキーワードは免疫力。
私達の身体のほとんどがたんぱく質で出来ている。もちろん、免疫細胞も…!たんぱく質は私達の身体そのもの。成人の1日に推奨の摂取量は約60g、さらに私達の身体の中では約200gをリサイクルでまかなっている。たんぱく質は劣化しやすく、熱や酸化ストレスの影響で変性してしまう。でも貴重な資源!掃除してリサイクルしてしまうのがオートファジー。人の身体のシステムは良くできている!とはいえ、負荷をかけてはシステムが追いつかないので、掃除するものを増やしすぎる過剰摂取や、炎症、酸化の進む食事も控えたい。まずはそこに気を配り、抗酸化の食材を取り入れたり、たんぱく質はアミノ酸スコアの高いものを選んだり、常にバランスを感じながら…。免疫細胞なくして免疫力は発揮できない。
春特有の緊張感を緩めることも大事。緊張感、気の詰まりは血流を悪くする。体温が下がると免疫力は落ちる。ほっとリラックスすることで交感神経を休ませ、栄養の代謝を促し、明日に備えるのだ。
身体がほっとする味を選ぶ、それはちょこっとプラスの自然の甘味。春はまだ寒さが残る。季節の野菜を煮込んだ温かいスープはいかが?野菜はじっくり加熱するとやさしい甘さが際立つ。緩めたいときは麺類にしたり…。基本はお米の甘さを味わうこと!宮澤賢治さんの雨ニモマケズの丈夫な身体は1日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ…とある。現代では玄米二~三合分を野菜に変換でちょうどよいかも…。玄米もアミノ酸スコアが高い方。大豆はもっと高い。お米と味噌汁の組み合わせはバランスがとりやすい。バランスを崩したくないとき続けるのがおすすめ。
免疫力とは、まるで外敵と闘う力のように感じるが、本当はその外敵とうまく関係をつくり、外敵の力を利用して自身の力を高めていくこと。そしてそれはリラックスすることで保たれる…。
免疫力は漢方的に見ると肺と腎が関わっている。"気"がキーワード。呼吸を見直し、一息つこう!

桜が楽しめる頃には何も気にせず伸び伸びと外を散歩出来ますように!春の養生しなくちゃ!

2020. 2

ベジタリアンおせち

おせち

正月、おせち料理を味わっていますか?
家庭の味、好みの味があるが、私はおせち料理のメニューが好きだ。自分で作るようになって更に好きになった。コテコテに甘い伊達巻や黒豆はさっぱりと食べやすい甘さに出来るし、毎年メニューを増やしたり、変えたり…。わくわくしながら年末最後のひと仕事のスケジュールを組み、重箱を満たしていく。
去年と今年はベジタリアン仕様。定番もいいけど、世界を広げたい!ウェルカムワールド2020!小さな日本列島が世界をひとつにつなぎますように☆

2020. 1

秋の行楽弁当

秋の味覚

実りの秋、食欲の秋、スポーツの秋。
秋は乾燥の季節、胃腸は働きやすくなる。胃腸が軽いと身体も軽い!胃腸は酷使すれば身体は重くなり、息苦しく、肌が荒れるが、ほどほどにいただくことはエネルギー(元気)と潤いをつくり、活動と休息を助けてくれる。
秋は私達の身体は徐々に夏に貯めた陽を内に蓄える準備。自然も寒い冬の前に実らせ越冬できる状態に変化する。旬の食材、それこそが自然のリズム。秋に実る食材は私達の収束という作業、身体と精神をクールダウンし気を内に収めていくことを助け、次の季節の準備、冬へ向けて減り行く気を補ってくれる。
ありがたい今日の恵みは、秋の行楽弁当、天気に恵まれポカポカの太陽と共に…

きのこごはんのおむすび
チンゲン菜と菊花のナムル
柿、大根、かぶのなます
ビーツとゴボウの煮物
レンコンはさみ焼き(長芋、玉葱、牛蒡、人参、もち玄米粉)
りんごとさつまいもの寒天

お米、きのこは気を補い胃腸の働きを助ける。チンゲン菜などアブラナ科の葉はカルシウムが豊富、菊花を加えて鎮静と安神に。柿と柚子で潤い補給、ビタミンCは抗酸化作用。大根のイソチオシアネート(辛味成分)は発ガン抑制、抗菌作用。かぶはアミラーゼ(消化酵素)を含み、消化を助ける。ビーツは鉄分豊富、色素は抗酸化作用。ゴボウは食物繊維が豊富、腸内環境の為に。レンコンのポリフェノールは消炎止血作用。玉葱のチオスルフィネート(辛味成分)は抗炎症、抗アレルギー作用。りんごとさつまいも、寒天も腸内環境の為に…

等々、これらは本やネットで調べられること。大切なことは…レッスンにて!

2019. 10